2011 富士ジムカーナシリーズ 第4戦 レポート

2011-10-26

オーガナイザー :トヨタ・モータースポーツ・クラブ
競技会名称   :富士ジムカーナシリーズ第4戦
競技会公認番号 :第2011年第1386号
競技会格式   :地方競技
開催日時    :2011年10月22日(土曜日)
開催場所    :富士スピードウエイ ジムカーナコース
参加総台数   :36台(出走台数:34台)

 

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昨夜来の雨は無情にも降り続き、コースコンディションは劣悪。開催が見送られても仕方のないほどの雨が降り続く。コースが全面フラットなだけにコース、全面に水が乗り、路面は非常に滑りやすい。天候の回復を見込んで、参加確認・車検が行われるうちに、雨はやや小降りとなり、開始が宣言された。ただ、設定されたコースの数カ所に不測のガードレール接触の可能性が示唆され、パイロン位置を移動、安全面を確保したコースレイアウトに変更して競技は行われることになった。
[第1ヒート]
そんな悪コンディションの中、例によって慣熟歩行、慣熟走行が順次行われ、N-2クラスから競技は開始された。
N-2クラスのエントリーは4台、第一戦に勝利して以降、参戦を見送っていたカーナンバー51千代田静夫選手(タイヤセレクト川越インテグラ)の久々の参戦を、シリーズポイント45でリードする54大谷明弘選手(SPM桐生板金ノロマシビック)が迎え撃つ構図だ。さらに52鈴木隼太選手(とある白いシルビア)、53田中知明選手(RX-8@BF)が追い上げる。1ヒートの初っ端から51千代田選手が60.080秒をマーク、これをターゲットにタイムアタックが繰り広げらる。
N-4クラスもシリーズポイント争いに注目が集まる。ポイントリーダーは57弓場利恭選手(ランサーエボ10)の55点、これを追う60中村章男選手(ランサーかりもの)が36点で追う、まだまだ逆転の可能性があるのだ。
1ヒートを制したのは、ただ一人60秒を切った60中村章男選手の59.707秒だ。57弓場選手が62.822秒の3秒強差で続き、59高橋弘幸選手(FBでぼす黒エボ8)、56高橋博選手(ホワイトスペース・インプレッサ)、58金子徹選手(スバル港北NT店☆インプレッサ)、55阿部忍選手(CELICA GT-FOUR S)と続いている。
B-2クラスは、62坂本恒治選手(MK・Sインテグラ)が57.316秒の驚異的タイムを叩き出し、優勢に闘いを進め、63若命孝樹選手(かもめクローバーインテグラ)が2.687秒差で追い、61佐藤和美選手(NTL快走車楽インテグラ)が続いている。ている。参加予定の64まきにゃん選手(ねこに小判 !? アルパインテグラ)、65Kazu-R選手(はい ! ガンバります。紅インテ)は残念にも出走しなかった。
B-3クラスのエントリーは7台、70葛西悠治選手(GF-FD3S)が58.480秒をマークしてトップに立つ。72まさにぃ選手(クローバーNTLシルビア)62.933秒が続き、70小野貴康選手(シルビア~ン)65.972秒が追う展開、69高橋陽介選手(NTL人車前進RX-7)、66合崎宏選手(PSカワイATシルビア)、68並木敬崇選手(サザン・ウインド☆シルビア)、67小野亜彩美選手(新入りシルビア)と続く。暫定1位と2位のタイム差は4.453秒差、第2ヒートで誰が追い上げるかに注目が集まる。
B4クラスは73秋元幸雄(NTL快走車楽ダメーズランサー)、74関口彰選手(KL-ORCインプレッサ) 、2台の争い、ここは74関口選手が58.369秒をマークして優位に立っている。
トヨタ-1クラスは75鈴木弘選手(アルテッツァ)、76岡田和規選手(UMSマーチングレビン)、77清水浩志選手(アルテッツァ)の三つ巴の争い、トップに立ったのは77清水選手65.151秒、0.179秒差で76岡田選手が追い、75鈴木選手が続く。このクラスも予断を許さぬ展開だ。
トヨタ-2クラスは、79加藤政幸選手(CARRYBOON MR2)63.651秒、78佐藤博毅選手(RB☆DAEMON MR2)が1.044秒差で追う。
注目の手ぶらクラス、今回はマシンを従来の「LEXUS IS250」から「LEXUS GS460」に替えての闘いとなった。IS250大きく上回るパワーをヘビーウエットな路面で、どのようにコントロールするか?が問われる。
各エントラントが有り余るパワーと超ウエットな路面に翻弄される中、清水弘之選手が69.484秒でトップに立ち、ついで奈良善信選手が0.765秒差、川部克弥選手が0.166秒差で追う。次いで三田村淳史選手、赤池公治選手、岩本直也選手、川口貴大選手が続き、第一ヒートを終了した。
[第2ヒート]
51千代田選手の60.080秒を上回る好タイムを狙って再開されたN-2クラスだが、千代田選手はあっさりと自己記録を上回る59.750秒をマーク、他の追従を振りきって優勝を確実なものとした。これによって、シリーズポイントは40となり、N-2クラスシリーズ優勝決定は最終戦に持ち込まれた。
N-4クラスは60中村選手の59.707秒を巡って熱い闘いが繰り広げられる。しかし、容易に60秒を切るタイムが出ず、次第に60中村選手の優位に傾きかけていた。その時、57弓場選手が59.649秒で60中村選手を逆転、59高橋選手58金子選手ともタイムが伸びず、クラス最終走者、60中村選手の結果を待つ。60中村選手は自己タイムを更新する59.703秒をマークするも、57弓場選手の59.649秒に届かず、優勝を弓場選手に譲った。
B-2クラスは、62坂本選手の57.316秒を追うが、さすがに57秒のタイムは脅威的、61佐藤選手、63若命選手は更新がならず、62坂本選手が優勝を決め、シリーズポイントも75に伸ばした。
高レベルな闘いが続くB-3クラス、エントラント全員が自己タイムを更新するも、1ヒートのトップ70葛西選手のベストタイムを上回ることができず、70葛西選手の優勝が決まった。シリーズポイントは72まさにぃ選手が惜しくも4位となり、合計56、追走する69高橋選手、70葛西選手との三つ巴の闘いが第5戦に繰り広げられる。
B4クラスは74関口選手が優位に立ったが、73秋元選手の追い上げもあなどれない。73秋元選手は59.515秒をマークするも74関口選手の第1ヒート記録に1.146秒及ばなかった。シリーズポイント争いもこの二人に絞られ、2ポイントの差を巡って最終第5戦で決着をつける。
トヨタ-1クラスは77清水選手の65.151秒を追って、75鈴木選手、76岡田選手が追う。76岡田選手は自己タイムを0.937秒短縮の64.366秒を記録してトップに立った。シリーズポイントを35に伸ばしたが、前2戦を欠場した高久保基明選手が40ポイントでトップに居り、このクラスも最終戦に持ち越しとなった。
トヨタ-2クラスは79加藤選手、78佐藤選手とも自己記録の更新がならず、第1ヒートの結果が最終結果となった。シリーズポイントでは79加藤選手が20ポイントを加点、トヨタ-2クラスシリーズチャンピオンを決めた。
手ぶらクラスは清水選手の69.484秒を誰が上回るか?あるいは自己記録を更新するか?に注目が集まる。川口選手は2.881秒の記録更新を果たし上位進出を狙うが、岩本選手も3.138秒タイムアップの69.484秒を記録、三田村選手は0.016秒タイムアップの70.783秒を記録した。ここで、赤池選手が65.567秒を記録、一躍トップに立つ。続く奈良選手も健闘し、67.748秒を記録、残る二人の結果を待つ。しかし、川部選手は痛恨のミスコースで第1ヒートの結果が残るのみ、清水選手は自己記録の更新がならず71.571秒で第4戦を終えた。この結果1位は赤池公治選手、2位は奈良善信選手、3位は清水弘之選手となった。シリーズポイントは赤池選手が75とし、最終戦を待たずに手ぶらクラスシリーズチャンピオンを決めた。
 

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